あやや缶

松浦亜弥さんの思い出を語るブログです

ハロプロ論

うるう年、2月29日ですね。飯島直子さんの誕生日じゃないですか。


ハロプロって26年もの間、よく続いているなって思います。AKBなど、他の女性アイドルグループが人気になっても、残っているんだからすっごいですよね。ジャニーズ事務所が別会社に変わったので、アイドルの組織としては、老舗の部類になっているのではないでしょうか。


ずっとハロプロのファンでいる方もすっごいですが、親子で楽しんでいる方は、もっとすっごいと思います。更に、娘をハロメンにさせた親は、もっともっとすっごいと思います。現役のハロメンは、お母さんがハロプロ好きで影響を受けた子が多いような気がしますが、お父さんに影響を受けたハロメンっていらっしゃるのですかね。


ハロプロが継続しているのは、ブレずに大きく方針を変えなかったのが、良かったのかなと思います。15年のブランクで、見る事が出来なかったハロプロの主要グループは、カントリーガールズとこぶしファクトリーぐらいなので、それぞれのグループ自体が長続きしている感じです。ちなみにオタになる前の、太陽とシスコムーンの活動は見ておりません。出戻りの個人的な感想ですが、楽曲を受け継いでいるのが楽しいですね。


ハロプロがテレビにもっと出演して、人気が出れば面白いと思いますが、もしかしたら事務所はそのような野心はないのかなと感じています。昔はたくさんテレビに出ていたんですが、それはそれで忙しくて大変だったと思います。とにかくモーニングは国民的アイドルだったし、松浦亜弥さんはCMの本数が多く、テレビで見ない日はない状況でした。人気がある程度上がったら、直に落ちてしまうので、それであれば現状維持でよいかという考えかも知れません。働き方改革で、昔のようなブラックな労働が出来なくなっているのもあるでしょう。


モーニングの飯田圭織さんが、上野松坂屋で握手会を開催した時、夜中にファンが集まってしまい、警察が出動する混乱がありました。あの頃の人気で、辻ちゃん加護ちゃんがプライベートでラーメン博物館で写メしていたら、それはもう大混乱だと思います。現状であれば程よくプライベートの時間があり、ラーメンを楽しむ事も出来るので、タレントを守るという観点からは、現在の状況は良い環境なのかも知れません。ファンしか認識していないハロメンと、ファンではなくても認識があるハロメンでは、タレントの精神的な負担も異なるはずです。


それはそれとして、もっとメジャーなアイドルを目指すのであれば、モーニングではなくアンジュルムを売り込むべきかなと思います。一般的にモーニングって「LOVEマシーン」とか「恋レボ」のイメージなんですよ。これ、我々が洗脳されているんです。モーニングがテレビに出ても、ほとんどの人は昔の曲をやってくれないのかって、望んでしまう可能性があります。全くメンバーがわからないので、昔と比較されてしまうところもあります。


アンジュルムは全く存じていなかったのですが、武道館で体験したら素晴らしいグループだと気がつきました。ハロプロを底上げするのであれば、一般的に認知されていないアンジュルムにお金をかければ成功すると思います。ただし、モーニングを超えて、アンジュルムを一番手にすると、モーニングの歴史が消えてしまう可能性もあるし、アンジュルムに憧れる子が多くなり、ハロプロのバランスを考えると、難しいかも知れません。


私のハロプロの会場訪問別ランキングで、横浜アリーナが2位なのですが、現役モーオタに、最近の卒コンはほとんどが日本武道館だと教わりました。確かにそのようですが、昨年はモーニングとアンジュルムが久々に横アリを使っており、コロナでおうち時間が長かったのか、ハロプロに興味を持ち、FC会員が増えたのかは存じませんが、キャパを大きくした事は、良い傾向なのかなと感じるところはあります。事務所には経営学に長けている人材がいるはずだし、何も考えていないわけではないと思います。


老舗は味を変えたら、集客が減る可能性があるので、ファンの人口が減る事がなければ改革は必要ないし、現状維持に少し新しい事があれば、経営的にはベストなのかも知れません。冒険せずに堅実に運営した方が、敵は増えないでしょうし、長く続くのもあるでしょう。ハロプロは昨年の代々木体育館のような、OGを使うべき切り札があり、トッピングが豊富なところが強みだと思います。


現在のハロプロに不満があるとすれば、立川ステージガーデンを主要会場で使うのは微妙なところです。立川に行かなければよいだけなんですけれどね。それ以外に大きな不満はないです。細かいのは誰でもあるでしょう。


2007年以降のハロプロって、当ブログでも記事にしましたが、本当に面白くなかったんです。どんどん人気が落ちて、期待できるのはBerryz工房ぐらいでした。昔のようにもっと人気が出て欲しいと願うファンもいると思うのですが、その人気を継続させるのも難しいのです。実際に、それが出来なかったのがハロプロです。ハロプロ以外のアイドルも、同じようなものではないでしょうか。


私のようなキモオタがネットで発信している状況が、一般的にファンの質が低いと思われ、人気が出ないというのもあるでしょう。どうせハロプロなんて、キモオタの集まりなんでしょうと、つい最近まで私が思っていたぐらいです。先日の立川の会場前で感じましたが、キモオタのオーラは一般人は拒絶するんです。このような状況で、若い子がコンサートに参加したり、ハロプロのオーディションに受けてくれることは、とても感謝しています。あややの曲で「恋してごめんね」という面白い歌詞がありましたが、私は「キモくてごめんね」という気持ちでいっぱいです。でも、ここまでハロプロが続いているのは、ファンが支えていたからこそです。


ハロプロに戻ってきたばかりなので、詳しい事は把握していませんが、とりあえずハロプロは楽しいんですよね。すぐ飽きるのかも知れないし、ずっとオタを続けるのかも知れないし、これだけはわかりません。ただ、あややでやりきっている思いは変わりないので、昔のような情熱はなく、全く別の感覚で嗜んでおります。高齢者が演歌を好むように、私にとってのハロプロは演歌に相当する存在なのだと感じるようになりました。単純にハロプロがつまらなくなったら、私はまたオタをやめるつもりです。ハロプロのファンの人とは、少し違う景色を見ていると思います。